シミュレータ(HILS)

高精度リアルタイムシミュレーションで電動車開発期間を短縮!
For Real-time Simulator
大規模なHILSシステム・統合HILSシステムに最適なプラットフォーム
車両の電動化、ADAS、自動運転などにより、車両システムが複雑化しています。制御開発/検証には、一つ一つの機能が複雑な演算やサードパーティーのモデリングツールを使用する大規模化に対応するHILSや、パワートレイン系HILS(エンジン・T/M・バッテリなど)/ボディー系HILS/車両の周囲環境/気象環境/操縦安定性などの複数のHILSを一つのシステムとする統合HILSが必要です。
A&Dは、複数CPUや複数筐体間連携のための拡張性が高いHILSプラットホームを提供します。
制御用I/Oボードにフェール回路をオンボード搭載しており、故障模擬のために外部BOXを必要としません。
全I/Oボードに自己診断機能を標準搭載してます。試験中に問題が発生したときに、原因の切り分けができます。また、使用前点検にも活用できます。
稼働時間モニター機能を持っており、ソフトウェア稼働時間、電源投入時間をモニターできます。 HILS装置の稼働率管理やメンテナンス時期の把握に活用できます。

SELENE(VS3100シリーズ)は、多機能化や品質向上を求められている自動車ECUの開発工数・試作費用削減を目的に開発した Rapid Proto Typingプラットフォームになります。
SELENEは自動車ECU開発用途に限らず二輪車やロボット開発等、様々な用途でご使用頂けます。
■特徴
・SELENEは周囲温度-20℃まで動作可能
・小型、軽量
車載等の小スペースでのロジック制御確認が可能
・スタンドアロン動作可能
・広範囲の電源仕様
12V、24V、48Vバッテリーでの動作可能
・IO拡張可能
必要に応じてI/O拡張用モジュールを最大2台まで接続可能
・Wi-Fi機能実装(対応予定)
恒温槽等の密閉空間内に置いてもWi-Fi機能を利用して動作確認・パラメータ変更が可能

セルの充電状態を任意に再現可能
BMSの制御ロジック開発・検証の効率向上
ソフトウェア上で設定変更可能なアナログ電圧出力を用いて、バッテリセルを模擬します。最大で192セルの模擬が可能です。
アナログ電圧出力、断線、電圧電流モニタ、ノイズ重畳の機能を1枚の多機能I/Oボードに集約し、これまで外部に付随していたユニットを排除することにより、コンパクト且つコストメリットのあるHILSを提供します。
多機能I/Oボードは、1枚当たり12セルの模擬が可能です。また最大16枚(192セル分)を一つの筐体に搭載する事が可能です。安定化電源を用いて構築したシステムに比べ、大幅にコンパクトなシステムです。
CAN通信による外部コントロールが可能です。
・BMSをラック内に収納し高電圧部の接触事故防止(インターロック機能有)
・筐体内温度監視、過電流・短絡保護を搭載

■超高速サンプリング
パワーエレクトロニクスに特化して高速サンプリングを実現。
200kHz相当のキャリア周波数で駆動するインバータでもモデル化することができます。
■最適化されたコンパイル環境
一般的なHILはツールを組み合わせて構築するため、高度なスキルを要します。
Typhoon HILでは最適化された専用ツールを用意することでシステムの構築が簡単になり、ワンクリックでインストールし、数秒でコンパイルされます。
■モデリングを簡単に、わかりやすく
サードパーティのソフトウェアやハードウェアの複雑さのない独自のユーザーエクスペリエンスを提供します。
パワーエレクトロニクスで使用頻度の高いスイッチング回路やモータのモデルはライブラリとして用意。
回路図ベースで直感的にモデリングが可能です。
自動車、家電、航空宇宙、再生可能な自然エネルギー(風力発電、太陽光発電)などの幅広い産業分野において、スイッチング電源、モータ駆動、電力変換装置等様々なアプリケーションの検証に使用されています。
■高速シミュレーションと豊富なサンプル回路で設計時間を短縮
■パワエレ用のライブラリが充実!システムとしてシミュレーションが可能
■C言語も組込み可能!実装前のアルゴリズムのコード検証に