microTRACERは、組織の資産である既存の成果物(ファイル)を用いて、トレーサビリティを管理します。
既存成果物に「タグ」と呼ばれる識別文字列を埋め込み、タグとタグを関連付けることによりトレーサビリティを表現します。
要件などをツールに入力する必要が無いため、初期導入のハードルを下げ、機能を特化した軽量なトレーサビリティ管理ツールです。

◆基本機能  
・トレース機能 トレーサビリティを確保する成果物(ファイル)を読み込み、
トレース情報をツリービュー/マトリクスビューで表示します。
 
・多段トレース機能 トレース情報を複数組み合わせることにより、
「要求仕様書」→「設計書」→「ソースコード」などの多段階での
トレーサビリティを表示することが可能です。
 
・成果物リンク機能 ツリービュー/マトリクスビューのトレース項目をWクリックすることにより、
成果物を開き、該当個所を選択表示すること可能です。
 
・プロパティ機能 プロパティでは、作業のステータス、内容の優先度、変更回数、
リリース時期などの情報を持たせて、管理することができ、
後からそれらのプロパティを用いた分析が可能です。
 
・フィルタ機能 ツリービュー/マトリクスビューで、数の多いトレース項目にフィルタを掛けて、
抽出して表示することが可能です。
 
・トレース情報出力 設定したトレース情報は、トレースファイル(.TRC)として出力することが可能です。
ツリービュー/マトリクスビューの表示イメージをPDFファイルとして出力し、
印刷することも可能です。
さらに、事後分析等に使用するデータとして、
トレース情報をCSVファイルとして出力することもできます。
 

◆トレース対象ファイル(拡張子)  
MicrosoftOffice 2003 Excel(*.xls)、Word(*.doc)、PowerPoint(*.ppt)  
MicrosoftOffice 2007 Excel(*.xlsx)、Word(*.docx)、PowerPoint(*.pptx)  
テキスト形式のファイル(*.txt,*.c,*.h,*.xmlなど)  
※オプション対応:Micorsoft Visio,PDFファイル(文字列を認識できるもの)  
※この一覧にない種類のファイルも対応が可能です。ご相談下さい。  


◆運用シチュエーション  
・成果物内容の下流工程での網羅性の確認  
 
 
・派生開発時、不具合・変更時の影響度分析  
 
 
・レビューでのチェック項目としての活用  
 
 

 
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